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社会人の陥りやすい思考の癖・思考の罠

思考の癖・思考の罠

思考・考え方には癖があります。

たとえば、ネガティブ思考でマイナス面ばかり考えてしまう人。もしくはポジティブに考えすぎる人。思い当たる人がいますよね?

多かれ少なかれ誰であっても考え方に偏りがあります。自分の思考の癖を認識して是正することができれば良いのですが、癖を放っておくとコミュニケーションに支障をきたすこともありえます。

今回は社会人が陥りやすい思考の癖についてご紹介します。みなさんも思い当たることがあると思います。

パターン1.明後日の方向を考えている人

「ランチにどこ行くか」を質問したのに「明日、映画見に行こう!」と行ったなんの脈絡もない会話を始める人がいます。

仕事終わった?
お刺身食べたい!

は?
MEMO
思考の過程が説明されてないだけだとは思います。本人は至って論理的に考えているかもしれません。周りは迷惑ですが・・

パターン2.どうでも良いことにこだわる人

今、それ考える必要ある?と言いたくなるような、どうでも良いことにこだわる人がいます。そのため話が先に進まなくなるなんてことも。

さっき頼んだ資料できた?
まだです。この文字の色が微妙にズレる理由を考えてて。

それ、どうでも良いから。

パターン3.話がどんどんズレていく人

好きな映画について語っているのに、気がついたら、好きなテレビの話、好きな芸能人の話、好きな人の話、失恋の話、立ち直った話、飲みに行こうと話題がズレていく人がいます。話題が豊富というのは良いとも言えますがビジネスシーンでは考えものです。

残業削減のアイデア募集しているんだけど何かある?
残業と言えば、サービス残業が今社会問題ですね。ブラック企業とか。あ、IT業界は特にブラックな会社が多くて大変なんですよ。それから離職率も高くて・・・・・

俺の欲しいのは、残業削減のアイデアだけなんだけど。

パターン4.一部を全体のように語る人

わずかな例外について、それがあたかも全体のように語る人がいます。この思考の癖を持った人と相手をするときは「具体例に何件ありますか?」など全体感を分からせる質問が必要です。

システムまた不安定だから早く治してよ。
すいません。すぐに対応します。

毎週トラブってるよなぁ。
そこまで酷くないですよ。実際は99.9%稼働してるんです!

MEMO
ステレオタイプもこの癖のパターンに当てはまると思います。

パターン5.だらだらと考えを話す人

自分の考えをだらだらといつまでも続ける人がいます。話したいことは色々あるのかもしれませんが、要点をまとめないと聞いている方はたまったものではありません。

アイコ、学生時代はどんな感じだったの?
えっと、小学1年のときは・・・、小学2年で・・・、3年の時は・・・

それ、いつまで続くの?
MEMO
実はブログにも多いのがこのパターンです。「夢を叶える22の習慣」といった記事をよく見かけます。

パターン6.言いたいことだけ言う人

セールスの現場で商品のメリットだけを伝え、制約などデメリットなどを伝えず、後からトラブルに巻き込まれることがあります。話の大きさはいろいろですが、本当に伝えるべきことをもれなく伝える必要があります。

料理することあるの?
アタシも料理ぐらいできますよ。卵料理とか得意ですよ。目玉焼きとか。

へぇー、オムレツも得意?
・・・、作ったことないです。

MEMO
実際にはプレゼンやセールスのテクニック、またはコミュニケーションのスキルとして、あえて漏れがある情報を伝えることもあります。漏れがあることを理解していることが重要です。

 

パターン7.思い込みの激しい人

真偽の程ををあまり確認せずに、思い込みで考える癖のある人もいます。一度信じ込んでしまうと、それに対する否定的な意見が仮にあったとしても固執してしまい考えを修正できなくなる人です。

アタシの女子力は社内No.1です!
え?

パターン8.質問に答えない人

質問されたことに直接答えない人も結構います。Yes/Noを聞いているのに、違うことを話出してしまうとか。

アタシの女子力は社内No.1ですよね?
女子力って言っても色々あるんだよね。料理・気遣いなどなど・・・

MEMO
テクニックとしてわざと話題をそらしているなら良いのですが、無自覚に答えを外している人もかなり見受けられます。Thinkのテーマ的には、こちらの方を問題視しています。結論を最後に持って来ようとして、結論までたどり着いてないとか。

パターン9.具体性がない人

せっかく良い意見を言っているのに「具体的には?」と質問すると、途端に答えに詰まってしまう人がいます。

アタシの女子力は社内No.1!合コンでの気遣い完璧です!
気遣いって具体的には?

えっと・・・、なんだろう

パターン10.そもそも自分の意見がない人

最後に一番重症な話ですが「そもそも自分の意見を持ってない人」実は社会にかなりいると思っています。例えば仕事で問題が発生した時に、状況の分析や報告はきちんとするのですが、その後どう対応するかの自分の意見がない。指示をしないと動かない人、かなり社内に潜んでいると思いますよ。

最後に

思考の癖10パターンについてご紹介しました。どれも、そんな人いるなぁと思うのではないでしょうか。

一方で、これらのパターンに自分自身がハマることもあるなぁ、と思いませんか?

いわゆる思考の罠です。極端ではないにしろ、いずれかのパターンにハマって思考してしまうのが普通です。

どうやって抜け出すかは、また別の記事で!

でも、Think・思考の記事なのに、パターンが整理されてないのは気のせいですか?
まるでパターン5「だらだらと考えを話す人」みたいです。

そうだよね。でも実はこのパターン、ロジカルシンキングのテーマに沿って3つに分類できるんだよ。
思考の癖・思考の罠「思考の癖」10のパターンを変える方法