マインドマップですが、以前ブームにもなったので知っている人も多いと思います。真ん中にテーマを書いて、そこから放射線状に線を伸ばし、連想するキーワードやイメージをつなげて行くものです。今回の記事のトップ画像は「Happy!」をテーマにキーワードをつなげたものです。
しかし、マインドマップと名乗るには「正しいルール」があるのをご存知ですか?
え、ルールなんてあったの?と思う方も多いと思いますが、正式な決まりがあります。
マインドマップの提唱者のトニー・ブザンは12のルールを定めており、「それに従っていないものはマインドマップとは呼べない」と主張しているそうです。
今までマインドマップと思い込んでいたものは、ひょっとすると本当のマインドマップではないかもしれません。せっかくですので正しいやり方を学んだ上で、自己流にアレンジしましょう!
目次
マインドマップとは
最初にマインドマップとはどういうものか簡単に解説します。図を見た方がわかりやすいので、こちらを見てください。
この図はビジネススキルをメインのテーマとして、思考を発散させたものになります。中心から放射線状にビジネススキルに関連する内容を膨らませます。
もともとマインドマップはノート術なので、ノートに書いたものを記憶するという役割も兼ねています。そのためイメージを多用する方が良いと言われています。
マインドマップ12のルール
では次に12のルールをご紹介します。
無地の紙を使う ブランチは曲線で 用紙は横長で使う 強調する 用紙の中心から描く 関連づける テーマはイメージで描く 独自のスタイルで 1つのブランチには1ワードだけ 創造的に ワードは単語で書く 楽しむ! 出展:Wikipedia
どうですか?今までマインドマップを作ったことがある人もいると思いますが、12個のルール全て当てはまりましたか?
ポイントとなるルールについて解説しましょう。
無地の紙を使う
本来のマインドマップは紙とペンを使うことが前提になっています。罫線があると自由な発想の妨げになるということのようです。なんとなくわかる気がします。最近はマインドマップ作成アプリを利用することが多いですが、PCは思考を妨げるものが多いので、本当は紙で集中して書くのが良いと思われます。
1つのブランチには1ワードだけ
ブランチとはマインドマップで使っている線のことです。木の枝のようなイメージからブランチ(枝)と呼びます。
中心のメインテーマから伸びている線を「メインブランチ」。メインブランチから、さらに枝を伸ばしている線を「サブブランチ」と呼びます。
メインブランチは多くても6〜7本がよいでしょう。あまり増やしすぎると大変なので、メインを抑えて、そこからサブブランチを伸ばしていきます。
ワードは単語で書く
長い文章ではなく単語で書きます。文章を思いついても単語に分解して枝を伸ばしておくことで、あとで何かを思いついた時に追加が可能になります。
独自のスタイルで、創造的に、楽しむ!
と言っている割にはルールを守れと言われる矛盾が気になりますね。
マインドマップで思考をスパークさせる!
さて、厳格なルールがあるマインドマップですが、はっきり言ってルールを守る必要はないと私は思っています。
その結果「ルールに従わないならマインドマップではない」と言われるかもしれません。
So What?(で?)
我々がやりたいこと、達成したいことは、テーマに関するイメージを膨らませて思考を発散・スパークさせることです。それ以外に目的はありません。
自分が描きやすいやり方をすれば良いのです。初めてマインドマップを作るのであれば、ルールに従って考えてみるというのはありです。その中で自分にあったやり方を見つけて行けば良いのです。
でも12のルールを覚える必要も、それに縛られる必要も全くありません。自由に思考すれば良いのです。ルールを気にして思考を制限している人に良い発想が生まれるとは思えません。
マインドマップではない、マインドマップっぽいものでも十分です。それよりも何を発想できたのかの方がよっぽど重要なのです。
まとめ
本日はマインドマップをご紹介しました。有名なので作ったことある人もいると思いますが、まさか厳密なルールがあるなんて思いもよらないのではないでしょうか?
細かいルールを気にしなければ、思考を発散させる素晴らしいツールです。ぜひ日常の思考でも積極的に使うようにしてください。
それでは、マインドマップを使って自由に発想をスパークさせましょう!