新しいことにチャレンジする。主体性を発揮して行動することが重要です。
そんなことは、十分にわかっていると思います。
ですが、なかなか次の一歩を踏み出す勇気が出ない。
そんな状況を抜け出すために、何が重要かをこの記事で学びましょう。
慣れきった環境を抜け出し、新たな一歩を踏み出す、そのためのマインドチェンジを促すことが、この記事の目的です。
目次
主体性を発揮しないと、環境が変わらない
大学に入る、就職する、これらは人生で大きな環境変化をもたらすイベントです。
一度振り返って見てください。
「大学受験をする」「就職する」これを決めることは大変でしたか?
大多数の人が受験する、就職する、それが当たり前だと思って決めたのではないでしょうか?
- 大学受験はすぐに決めた。でも、どの大学が良いのかに悩む
- 就職は決まっている。でも、どの会社が良いかに悩む
つまり重要な環境変化は、あまり主体性を発揮しなくても決められていた。その中で悩んでいただけなのです。
これが社会人になると状況が変わります。主体性を発揮し、自らの人生を選択しないと、重要な環境変化が起きないのです。
これが社会人になってからの決定的な違いです。
カンフォタブルゾーンを抜け出す
カンフォタブルゾーン(コンフォートゾーン)という言葉を知っていますか?
「快適な環境」つまり「慣れきった環境」ということです。
就職して数年が過ぎると、仕事にも慣れてきます。周りにも信頼され、居心地が良く気持ちよく仕事ができるようになることがあります。
(逆に苦しくなる人もいますが、それはこの記事とは別のお話)
この環境が「カンフォタブルゾーン」です。
カンフォタブルゾーンにいることは、快適で非常に居心地が良い。とても楽なのです。しかし逆に考えると成長が止まっているということを意味しています。
カンフォタブルゾーンでも、新しいことをやっていると反論するかもしれません。
しかしそれは、自分の今の実力値で実現の確信がもてる快適なレベルの仕事です。(だからカンフォタブルゾーンと読んでいます)
チャレンジしているつもりでも、実は成長が止まっているのです。
成長するとは、カンフォタブルゾーンからあえて抜け出すことです。
今より難しいことにチャレンジする。未経験の領域にトライしてみる。
その一歩を踏みだすことが重要です。
変化がないことがリスク。茹でガエルの法則
変化がないといことに安定を感じる人もいるでしょう。
しかし自分以外の「周辺環境」というのは、ゆっくりですが常に変化をしているのです。
そして変化に気がついた時、それがとても大きなものだと気がつくのです。
- グローバル化と言われても実感が無かったのに、急に全社英語必須になる
- 専門性だけを追求していたのに、マネージメントも経験させられる
このような変化は急激に起きたように感じるかもしれませんが、前振りは常にあったはずです。でもカンフォタブルゾーンにいることで、あえてその変化(その時は小さいと思っていたこと)を見過ごしていたのです。
カンフォタブルゾーンにいる。実はそれ自体がリスクだと認識しましょう。
茹でガエルの法則というのがあります。
カエルを熱湯に入れると驚いて飛び出すのですが、水に入れて徐々に温めると温度変化に気がつかず、茹で上がって死んでしまいます。
皆さんも茹でガエルにならないように気をつけましょう!
まとめ
慣れきった環境は危険です。うまく抜け出さないと、ある日大きな変化に気がついて取り返しがつかないことになります。
そのためには、下記が重要です。
- 今の環境がカンフォタブルゾーンか定期的にチェックする(3カ月単位)
- 環境を変えないことがリスクだと認識する
カンフォタブルゾーンを認識し、リスクを感じたら、次の一歩を踏みだすキッカケや勇気となります。
今が快適だから良いのではなく、快適だからこそ、次の一歩を踏みだす機会だと捉えましょう!