全てのビジネスパーソンは「的確に情報を伝えるスキル」を身につける必要があります。特に多忙を極める相手には、最高にシンプルな構造で、言うべき事だけを伝える必要があります。
話したい事をつらつらと時系列で全部並べて話す人がいますが、聞いている方は辛いですし、最初の方に何を言っていたのか、要は何を言いたかったのかわからなくなります。
最高にシンプルな構造とは何でしょうか?
「MECE感」と「ダイレクト感」が両立して、ひとことで伝わる枠組みのことです。全体を抑えている感じを与えつつも直感的に伝わる構造です。
MECE感
モレがなくダブりがないと感じさせる枠組みのこと
ダイレクト感
直感的に伝わる枠組みのこと
詳しく説明が必要な場合であっても、このシンプルな枠組みにそって話題を膨らませれば良いのです。
例
あのお店でランチ食べた?
安くて、うまいよ
今回は、このMECEでダイレクトな感じの枠組みを紹介します。ビジネスのフレームワークともちょっと違う枠組みの世界です。
考えるとは「論理の枠組みを考える」こと目次
対立で語る枠組み
- 「メリット」と「デメリット」
- 「白」と「黒」
- 「ソフト」と「ハード」
- 「東」と「西」
- 「水」と「油」
犬猿の仲なんてのもあるね
時間で語る枠組み
- 「短期」と「長期」
- 「日次」と「月次」と「年次」
- 「定休日」と「営業日」
- 「夏至」と「冬至」
毎日が休日だったら良いのにね
空間で語る枠組み
- 「縦」と「横」
- 「国内」と「海外」
- 「地上」と「地下」
- 「広さ」と「深さ」
- 「プライベート」と「パブリック」
時間と空間で、「広く」「深く」「長く」なんて枠組みも使えるかも
経営で使う枠組み
- 「需要」と「供給」
- 「売上」と「コスト」
- 「As-Is」と「To-Be」
- 「質」と「量」
- 「マクロ」と「ミクロ」
- 「各論」と「総論」
IT業界では初期費用と保守費用とか良く使うよ
プロセスを表す枠組み
- 「先行」と「後続」
- 「上」と「中」と「下」
- 「P」と「D」と「C」と「A」
PDCAサイクルは重要です
その他の枠組み
- 「心」と「技」と「体」
- 「やるべき」と「やりたい」と「やれる」
- 「血」と「汗」と「涙」
- 「安い」と「うまい」と「早い」
愛と情熱なんてどうですか?
最後に
色々な種類の枠組みを集めてみましたが、どうでしたか?
自分の考えをこれらの枠組みに当てはめて語ってみると良いと思います。考えることに慣れてくると自分の発言の質が上がるだけでなく、相手の発言を聞いた時にも、この視点が欠けてない?ってすぐに気がつくようになりますよ。
でも、そんなに簡単ではないので、こちらの記事もご参照ください。
考え続けるとは「論理の枠組みを洗練する」こと